ゆがみによる身体の不調

自律神経失調症

自律神経とは、自分の意思とは関係なく、呼吸、代謝、消化、循環などの生命維持と調整活動を司っている神経です。自律神経は中枢が脳の視床下部にあり、脊椎の中にある脊髄を通っています。

脊椎を支えているのは骨盤であり、その骨盤がゆがむと脊髄にも影響が及んで自律神経のバランスが崩れ、心の病に結びつく可能性があると言われています。尾骨神経はヒトではほとんど退化していますが、そのすぐ側には脳脊髄硬膜の終糸があり、尾骨のゆがみや損傷を受けると脳も影響を受けて、なんらかの精神疾患に陥る可能性があると言われています。

東洋医学では尾骨の先端には「回気」というツボがあり、「督脈」という背骨を通って頭まで続く経絡の始まりとなっています。転んで尾骨を強打したときなどに、頭まで衝撃が走ってしばらく動けなくなるというような症状を経験した方も居られるのではないでしょうか。そのことから考えると、やはり繋がっているのだと実感できます。

自律神経失調症は、強いストレスなどの一人一人違った原因が複雑に絡んでいることが多く、骨盤のゆがみを正せばすぐに自律神経失調症も治るというものでもありません。ですが、骨盤のゆがみから全身の筋肉の緊張が起こり、それが新たなストレスとなって自律神経失調症を助長させている可能性はあります。

精神的に緊張している状態は、骨盤の引き締めが強くなりすぎてしまいます。お風呂や温湿布などで目や肩や腰を温め、ストレッチやマッサージなどをして骨盤がスムーズに動くようにしましょう。足湯も効果的です。自律神経や内分泌などに作用し、副交感神経が刺激されて気を休める手助けになるでしょう。